皮膚科関連のガイドラインをまとめていきます。
円形脱毛症ガイドライン
日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン 2017 年版を中心にまとめました. 疫学 米国ミネソタ州オルムステッド郡での調査によると, 年齢と性別を合わせた調査では 1 万人あたり 20.2 人(0.2%)平均年齢は 33 歳男女差なし皮膚...
皮膚血管肉腫ガイドライン
皮膚悪性腫瘍診療ガイドライン第 3 版 皮膚血管肉腫診療ガイドライン2021 を中心にまとめました. 疫学 肉腫の2-3%.血管肉腫の部位別発生頻度皮膚(49.6%)>乳房実質(14.4%)>軟部組織(11.2%)>心臓(6.7%)>骨(4...
接触皮膚炎診療ガイドライン
接触皮膚炎診療ガイドライン2020,皮膚科の臨床2020年12月号を中心にまとめました. 病態 刺激性接触皮膚炎 皮膚に接触した刺激物質が障害部位より侵入して角化細胞を刺激してサイトカイン,ケモカインの産生を誘導することによる.正常な皮膚で...
メラノーマ診療ガイドライン
皮膚悪性腫瘍ガイドライン第 3 版 メラノーマ診療ガイドライン 2019を中心にまとめました. 疫学 表在拡大型,末端黒子型,悪性黒子型,結節型の 4 病型と粘膜型に分類.日本における罹患率 1.12/10万人・年日本では,末端黒子型(42...
疥癬診療ガイドライン
疥癬ガイドライン(第3版)日皮会誌:125(11),2023-2048,2015(平成 27)をまとめました. 疥癬の定義 ヒト皮膚角質層に寄生するヒゼンダニ(疥癬虫,Sarcoptesscabiei var. hominis)の感染により...
弾性線維性仮性黄色腫診療ガイドライン
弾性線維性仮性黄色腫診療ガイドライン(2017年版)の重要なところを抜粋しました. 弾性線維性仮性黄色腫(Pseudoxanthoma elasticum;PXE) 弾性線維の変性や断裂,石灰化を特徴とする常染色体劣性遺伝性疾患.ATP b...
ステロイド性骨粗鬆症ガイドライン
ステロイド性骨粗鬆症の管理と治療ガイドライン:2014年改定版から重要な部分を抜粋しました. 薬物療法の適応 経口ステロイドを3ヶ月以上使用中ないし,使用予定であり,危険因子のスコアが3点以上で薬物療法の介入対象. 年齢が65を超えたら自動...
蕁麻疹診療ガイドライン
蕁麻疹診療ガイドライオン2018をまとめました. 蕁麻疹の分類と特徴 特発性蕁麻疹 急性蕁麻疹 発症して6週間以内 慢性蕁麻疹 発症後6週間以上継続 刺激誘発型蕁麻疹 アレルギー性の蕁麻疹 特定の抗原物質に対する特異的IgEを介した即時型ア...
サルコイドーシス診断基準
最新の情報は難病情報センター「サルコイドーシス(指定難病84)」を参照してください. A.臨床症状 呼吸器、眼、皮膚、心臓、神経を主とする全身のいずれかの臓器の臨床症状あるいは臓器非特異的全身症状 臓器非特異的全身症状:慢性疲労、慢性疼痛、...
ヒドロキシクロロキン適正使用の手引き
適応 CLE限局的な CLEの場合はステロイド等の外用剤が効果不十分な場合や外用剤の使用が適切でない場合.SLE 特に皮膚症状・倦怠感等の全身症状・筋骨格系症状等がある場合 禁忌 本剤成分への過敏症の既往網膜症(SLE網膜症を除く)or 既...